“食”は生活の中で最も重視すべきものなのに、あまりにも当たり前すぎて、作る側が軽んじられているような現状は残念。(宇都宮市/50歳/女性)
「なるべく国産物を…!」と思いますが価格もちょっぴり高いし、なかなか難しいですね。(壬生町/32歳/女性)
A 新鮮な農産物をより安く購入したいというのは誰しも同じですね。一方、生産者は手塩にかけたものをできれば高く買ってもらいたいと願うのも理解いただけると思います。農産物は同じ作物でも季節や天候、栽培方法により収量が異なるため、損益分岐点となる単価は変わります。
JA全農とちぎが数種の作型について標準的な栽培方法で栽培した際の生産費(再生産価格)を試算しました。それを、宇都宮市場に上場された本県産野菜のある日(11月13日)の最頻取引価格と比べてみました。(JA栃木中央会生活広報部)
宇都宮市場 | 試算値 | |
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春菊(150グラム) | 63円 | 73.8円 |
レタス(10キログラム) | 1260円 | 2400円 |
ホウレン草(300グラム) | 74円 | 117.3円 |
サトイモ(5キログラム) | 1260円 | 1415円 |
ブロッコリー(4キログラム) | 1365円 | 1412円 |
※試算値は労賃を含み、また上場銘柄の重量単位に案分した価格。