茂木町天子の石崎キヨミさん(66)は、地元の食材を使ったアイデア料理の考案や女性の起業などのさまざまな活動を経て、地産地消の推進に一役買ってきました。今もアイデア料理をイベントの場や料理教室で教えたり、体験学習の講師として小学校に出向いたりしています。

 長年こんにゃくを生産してきた石崎さん。「生産者自らのPRも必要」と、30代からこんにゃくのアイデア料理を考案し、PRに努めてきました。まだ「地産地消」という言葉が使われなかった時代です。「ミルクこんにゃく」などの特産品も開発し、数々のコンクールで栄誉に輝きました。女性起業グループの代表として道の駅もてぎでレストラン運営に当たり「こんにゃくステーキ」などを提供していたこともあります。

 さまざまな経験を踏まえ、「食は大切」と強調する石崎さん。「新鮮なものが一番」と地元産にこだわり、「そのおいしさを料理に生かす工夫が大切」と説きます。工夫のヒントはテレビ番組や雑誌などの情報ばかりでなく、交流の場での試食や外食など、いろいろな機会の中にあるといいます。その通り作ろうとせずに、できそうな部分を取り入れることが秘訣(ひけつ)。「楽しく作って、楽しく食べないと。『いい案配』がいいんです」。

 [写真説明]地元食材を使った料理を考案している石崎さん。ヨモギやトウガラシなどを混ぜたカラフルなこんにゃくも評判