Q 食と農の役割は?

 「食」と「農」の持つ教育力の一例を示してほしい。(宇都宮市/70歳/男性)

 「食」「農」教育畦道サミットは興味深かったですね。紙面のような体験をすると米の大切さなどが分かり、とても良いと思う。(宇都宮市/51歳/女性)

 現在は、コンビニなどで食べ物が簡単に手に入るばかりか、流通の高度化が進み、全国各地の産物や世界中の食べ物が手に入り、食生活は物質的には便利で豊かになりました。食べ残しなども増え、食べ物を大切にする習慣も薄れています。農作物を生産する「農」が日常生活から離れてしまい、農作物を育てる苦労や収穫の喜び、命の大切さを実感できない状況です。

 土を耕し種をまき芽が出て、雑草や病気と闘いながら野菜も果物もお米もその「命」をはぐくむのです。その過程を体験し、収穫の感動、調理して食べる喜びを実感することは、心から感謝して食べることができる豊かな人間形成の上でとても大切なことです。また、それらの「命」を食べて私たちの身体=命を支えていく「食物連鎖」を知ることにより、命の大切さも学びます。

 JAグループは、「食」を「農業」から考えようと、名称も「食農教育」として(1)農業体験(2)地場産学校給食(3)地産地消(4)日本型食生活の普及と食文化の継承(5)都市と農村の交流の活動を実践しています。数JAで実施している年間6~8回にわたる子ども向け農業体験教室も毎年応募者が殺到し大変盛況です。中には、親子で参加するイベントもあり、ほほえましい姿が見られます。 (JA栃木中央会生活広報部)