イチゴと並んでトマトは足利の特産物です。今年はJA足利トマト部に所属する54戸の生産農家が、合わせて7億8000万円を出荷しました。糖度と酸味が程よく調和した「麗容」を統一的に生産し、「あしかが美人」の名で地域ブランド化を進めています。

 トマトはすべてハウス栽培で、出荷のシーズンは12月から7月まで。2月ごろがピークとなります。管内で栽培されたトマトは、この選果場に集められて箱詰めされますが、シーズン中は隣接した直売所などで採れたてを購入できます。

 JA足利では、安全こそが最大の付加価値との考え方から、来シーズン、GAP(適正農業規範)に対応した最新鋭の選果機を導入し、衛生管理を徹底した出荷態勢を整えます。コンテナを洗浄する機能を備え、パッケージセンターに空気でほこりを排除するエアシャワーを取り付けます。場内の徹底的な清掃はもちろん、作業に当たる人たちのせっけん手洗いなども励行します。

 「選果場の設備だけでなく、農家の衛生管理でも、厳しいチェック項目を設けています。毎日それらの記録を残すことになっており、生産段階と選果の両面で管理を徹底します」とJA足利営農生活部の三田直樹主査は話します。

 また、新しい選果機は、従来、4キロ箱が一般的だったのに対し、500グラムパック、800グラムパック、小箱(1・3キロ)などの包装が可能で、そのまま店頭に並べることができます。三田さんは「小売店にとって大変利便性が高まるので、一層の消費拡大につながるものと農家の期待も高まっています」。

 隣接の直売所がオープンするのは、出荷が本格化する来年2月。7月まで営業します。さらにイチゴの選果場に併設されている農産物直売所にも並ぶことになっています。来シーズンは、おいしさに加え、安全性が一層高まった足利のトマトが食べられます。

【データ】

●トマト選果場隣接直売所

所在地 足利市野田町1120

電話 0284・72・6422

営業期間・時間 来年2月ごろオープン。午前9時から完売まで

●農産物直売所

所在地 足利市下渋垂町752−1(イチゴ集出荷場内) 電話 0284・71・3854

営業時間 午前10時~午後6時

トマトの販売は12月ごろから

 [写真説明](左)選果場の新設を控えて、各生産農家でも安全安心へ向けた取り組みが進む

 [写真説明](右)袋詰めされた足利のブランドトマト「あしかが美人」