JA佐野の出資による農業生産法人「(有)佐野観光農園」が運営しているのが「佐野観光農園いちご畑」です。イチゴの摘み採りができるハウスは、東北自動車道佐野藤岡ICから国道50号を足利方面に車で5分ほどの「アグリタウン」に併設された「花の丘農場」に20棟、さらに同施設から足利方面へ1キロほどの同国道沿いの「第一農場」に55棟があります。

 いちご狩りの営業は、毎年12月初旬から5月中旬。特に2月から3月にかけての来園者が多く、シーズン中には約6万人の観光客が訪れます。ハウスでは本県産イチゴの代表的な品種「とちおとめ」を栽培。30分間食べ放題のシステムです。

 同観光農園の岡田善美代表取締役は「苗は自家栽培のほか、県内外各地のものを使用しています。同じとちおとめでも、実る時期が微妙に違う性質を利用して、シーズン中はコンスタントに摘み採りが楽しめるよう工夫しています」と話します。栽培技術の蓄積を持つJA佐野のバックアップ体制が効果を上げています。

 交通の便が良いうえに、佐野プレミアムアウトレットなどの大型商業施設が近くにあり、バスツアーなどによる県外からのお客さんが多いのも特徴です。そうした人たちにリピーターになってもらうため、友の会組織による「米づくり」「ジャガイモづくり」などの体験交流も行っています。

 「アグリタウン」はいちご狩り農場のほか、農産物直売所、花の温室、物産館、アイスの加工施設、農村レストランなどを備えた複合施設です。イチゴの季節だけでなく、1年を通して楽しんでもらうため、春の菜の花畑、夏のヒマワリ迷路なども整備しています。岡田さんは「今年の夏に向けてはブルーベリー狩りを準備中です」と、さらなる充実を目指します。

【データ】アグリタウンいちご狩り農場所在地 佐野市植下町802−4

電話 0283・20・5215

入園時間 12月~2月、10:00~15:00

3月以降閉園まで、9:00~16:00

料金 一般(小学生以上)1300円、幼児(3歳以上未就学児)600円(2月28日まで)

休園日 月曜日

 [写真説明]とちおとめ30分間食べ放題のシステムが好評のいちご狩り農場