【ニューヨーク共同】米動画配信大手ネットフリックスは5日、米老舗メディアのワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)を買収すると発表した。米ハリウッドを象徴する旧ワーナーの中核事業が対象で、買収額は約720億ドル(約11兆円)。巨大なメディア勢力が新たに誕生する大型再編となる。報道のCNNは対象外。
WBDは「ハリー・ポッター」や「バットマン」といった人気シリーズを手がけている。ネットフリックスが買収する対象は映画製作などのスタジオとケーブルテレビの「HBO」、動画配信サービス「HBOマックス」で、配信作品を拡充して会員数の増加につなげる狙いだ。WBDのデビッド・ザスラフ最高経営責任者(CEO)は「ネットフリックスと一緒になることで、われわれは心に響く物語で今後何世代にもわたり人々を楽しませていく」とコメントした。
CNNやドキュメンタリーのディスカバリーといった事業に関しては、売却手続き前に分社化する。ネットフリックスによる買収成立に向けては米国や欧州の当局による独禁法の審査が焦点になりそうだ。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
ポストする




