春は、門出の季節ですね。昔は、お祝いといえば「鯛(たい)」がつきものでした。

 「鯛」はおいしく、おめでたい赤い色をしていることや「おめでたい」の「たい」と「鯛」が語呂合わせになることから親しまれてきました。また、腐りにくい魚であることも、お祝いに重宝されてきた理由のひとつのようです。

 慶事にふさわしい魚としてはその他に、「鯉(こい)の滝登り」と言われるように逆流をさかのぼる勢いがある「鯉」や、江戸時代の武士や学者が出世に伴って名前を変えたように、成長するたびに名前が変わる「ブリ」「ボラ」「スズキ」などの魚は立身出世が連想され、縁起がよいとして好まれました。

 小骨が多いとか、調理用具がよごれるとかで魚離れが進んでいますが、魚は高たんぱく、低脂肪の栄養食品です。

 今夜は手をぬきたいなどと言わないで家族の健康や幸せを祈って「めで鯛」食卓を囲みませんか!!