JAしもつけ栃木トマト部会(熊倉孝雄部会長、29人)は、完熟収穫にこだわったトマトづくりに取り組んでいます。真っ赤で甘いことから、このトマトに「赤い恋人」とブランド名を付けました。「糖度が高く、完熟しているのに実がしっかりしている」と評判で、地元の量販店にも直接出荷しています。

 「安全、安心、新鮮でおいしいトマトの生産」が、同部会のモットーです。1992年、ハチを使ってトマトの受粉を促すようになったのをきっかけに、減農薬の取り組みを進めてきました。良質な堆肥を使った土づくりにも励んでいます。2000年には県内で初めて部会員全員がエコファーマーの認定を受けました。

 部会の活動も活発です。後継者の育成に力を入れ、部会内のトップレベルの技術者のもとで新規栽培者が、一年間研修する独自の「トレーナー制度」を設けて成果を上げています。このような取り組みなどが高く評価され、2002年度の農林水産祭園芸部門で天皇杯に輝きました。 

 全国から注目される中、部会員たちは「国際競争に打ち勝つため、品質的、収量的にいいものをつくっていきたい」と気を引き締めます。

 産地拡大に向けて、周年出荷体制を確立することが課題です。出荷開始を早める努力を重ね、かつて2月から6月までだった出荷期間を長期化。特に2年前、夏場の栽培環境が改善できる「軒高ハウス」を整備したことが弾みとなり、昨年は11月から出荷できるようになりました。今年はさらに早く、10月にも新鮮でおいしいトマトの出荷が始まります。

 [写真説明]完熟収穫のトマト「赤い恋人」をつくるJAしもつけ栃木トマト部会。トレーナー制度が奏功し、若手生産者も早い段階から好成績をあげる


JAしもつけ
代表理事組合長 川田匡男
組合員数 2万362人
扱い高(農畜産物) 112億1179万円(平成16年度末)
住所 栃木市片柳町2丁目1番44号
電話番号 0282・24・1180