都賀町は給食に地元の農畜産物をほぼ毎日取り入れて“教材”にするなど、学校教育の中で積極的に食育を推進しています。そんな中、同町立学校給食センターの管理栄養士・中田智子さん(39)は、食に関する指導のコーディネーターとして活躍しています。

 町内4校に1日計1250食を届ける同センター。新鮮で生産者の顔が見える地元農畜産物の導入は、JAや生産者、青果商組合などの協力を得て、2004年度から本格的に実施しています。当初からかかわる中田さんは、使う頻度の高い食材を給食に合う規格で安定供給してもらうため、生産者らとの調整に苦労してきましたが、「多くの皆さんの支えで地産地消を進められました」と笑顔を見せます。

 中田さんは各校と連携し生産者らとの交流給食会などを企画する一方、「給食だより」や「給食一口メモ」を毎月発行し、地元食材についても栄養や生産者の声などを紹介しています。

 本年度は給食の「地産地消デー」を月1回設け、特別メニューを組んだり給食だよりで特集したりしています。また、同町のHPで「給食だより」などの公開にも踏み切りました。「食育の取り組みが家庭や地域へも広がるきっかけになればいいです」と期待しています。

 [写真説明]「親子ふれあい給食」を楽しむ親子に感想などを聞く管理栄養士の中田智子さん(写真左から2人目)=5月30日、都賀町立合戦場小学校