甘酸っぱい香りが漂うハウス内。実ったイチゴはまるで赤い宝石のよう—。

 佐野市植下町にある「アグリタウン花の停車場」(電話0283・20・5215)のイチゴ農園では丹精したとちおとめが旬を迎えています。同施設はJA佐野が出資する「佐野観光農園」が運営。地産地消の推進と地域活性化を目指し、2003年11月にオープン。農園のほか地元の新鮮な農産物を販売する直売所、レストラン、アイスクリーム加工所、花木センターなども備えた複合施設です。

 体験農園ではイチゴ狩りのほか、菜の花摘み(3月から4月)、ブルーベリー狩り(6月から8月)、ヒマワリ迷路(8月中旬から下旬)なども楽しめます。同施設直販部部長の岡部孝幸さんは「季節によって旬の農産物や、草花が満喫できますよ」とアピールします。

 イチゴ農園では会員制度も実施。会員になるとイチゴ畑の入園料が割引になるほか、希望するとコメ作りやジャガイモ、サツマイモの植え付けや収穫作業が体験できます(有料)。イチゴ園のシーズン後にはハウス内のビニール撤去作業などの農作業体験も行っています。参加者からは「農家の方でないとできない貴重な経験」と好評で、会員数も年々増えています。岡部さんは「今後も農業の大切さや収穫の喜びを伝えられる場を提供していきたい」と話しています。

 [写真説明]イチゴ狩りを楽しむ家族連れ=佐野市植下町