「那須高原シェフの会」は、那須高原を中心とするホテルやレストラン8施設のシェフら有志の集まり。食材や料理法などについての情報交換や勉強会などに取り組む中で、地産地消にもこだわっています。代表を務めるのは「コテージ アルカディア」の厨房チーフ・谷戸博さん(59)です。

 1999年に発足した同会。試食会や発表会を重ねて披露し合ったアイデアを、各職場に持ち帰って生かしています。食材を探すため、生産者の元も訪ねました。「できるかぎり地元の季節の食材を使いたい。新鮮で『生きている』という感じがしますから」と谷戸さんは笑顔を見せます。

 イベントで地元食材を使った料理を提供する機会も増え「シェフの顔の見える料理」として好評です。観光振興や地域の活性化の上からも期待される中「結果としてそういう部分にもつながればいいですね。でも私たちの活動の狙いは、あくまでも自分たちの勉強です」と気負いません。

 「食材の生かし方について、シェフはいろいろなアイデアを持っています。農家の方と連携すれば、新たな食材として生かせるものもあります」と谷戸さん。「この土地でしかできない食材をターゲットにして、那須だけのメニューができたらおもしろいですね」と夢を膨らませます。

 [写真説明]シェフらが研さんを重ねる那須高原シェフの会。イベントで地元食材を生かした料理を提供し、好評だ。右から3番目が代表の谷戸博さん=1月30日、ホテルエピナール那須で開かれた地元情報誌のパーティーで