日光市のあさやホテルは、同ホテル独自の取り組みとして「郷土料理コンテスト」を開催しています。既に、昨年秋、今年の春と、2回開かれました。応募の条件は地元産の食材を使ったオリジナルメニューであること。女将の八木澤美和さんは「この地域にはおいしい食材がたくさんあるのですが、意外に知られてないんです。少しでも地場の農産物の良さを知っていただければと思いまして」と、企画の趣旨を話します。

 もともと同ホテルは、県内産の食材を使用してきました。旅に来た人たちにその土地ならでは味を堪能してもらうことこそが、おもてなしの基本と考えるからです。また、身近な人たちが作ったということで、安全・安心面でも信頼性が高いと言います。

 「下野田舎煮」「そばだんご」などコンテストで金賞に輝いたメニューは、ホテルのブッフェで提供しています。「季節の野菜など本当に上手に生かしておられます。私どもも新しい発見の連続です」。宿泊客の評判も良く、作り方を熱心に聞いて帰る人も多いそうです。

 3回目は今年10月開催で準備を進めています。「ホテルの厨房を開放して作っていただきますので、ぜひたくさんの方にご参加いただければ」と呼び掛けています。

 [写真説明](上)第1回コンテストで金賞を受賞した「下野田舎煮」(日光市の阿部逸子さん作品)

 [写真説明](右)「地元産の食材の良さを見直すきっかけに」と話す八木澤さん