防衛省九州防衛局は9日、敵領域の基地などを攻撃する「反撃能力」(敵基地攻撃能力)に位置付けられる陸上自衛隊の長射程ミサイルについて、今月31日に熊本市の健軍駐屯地に配備すると明らかにした。市長や熊本県知事らを対象とした装備品展示会を17日に駐屯地で実施するとも発表。陸自は既に発射機などを駐屯地に搬入している。
ミサイルは「12式地対艦誘導弾能力向上型」。発射機などの搬入前に地元への事前連絡はなく、大西一史市長は9日、市役所で記者団に「信頼感がとても低下している。誠実に説明していただく場が必要だ」と述べ、防衛省の対応を批判。「自治体への一定の配慮や、住民への説明に真摯に向き合ってもらわないと困る」とも強調した。
発射機などは7日、開発実験部隊が拠点とする静岡県の富士駐屯地から移動を開始。8日夜に北九州市の新門司港で陸揚げされ、9日未明に健軍駐屯地に搬入された。
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