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 「火の用心、戸締り用心」の法被姿の子どもたちが、火の用心を呼び掛けながら街をパレード。道行く人たちが笑顔で見送ります。結成して30年を超える「羽川幼稚園幼年消防クラブ」は、息の長い活動の功績が認められて今年、総務大臣表彰を受けました。

(企画・制作 下野新聞社営業局)

法被姿でパレード。火の用心呼び掛け

「火の用心」と掛け声をかけながら、園の周辺をパレードします。

 小山市は県内でも幼年消防クラブの活動が活発に取り組まれている地域ですが、その中でも羽川幼稚園幼年消防クラブは市内で最初に結成されました。鈴木隆作園長が若いころから地域の消防団活動に参加し、幼児期から防災意識を身につけることの重要性を痛感していたからです。

 結成時に日本消防協会より支給された子ども用の消防の法被に、園でも追加して年長児に行きわたるようにしました。その法被は代々引き継がれ、各種の行事などの際に活用されています。法被を着て園の周辺の住宅街をパレードすることもあります。火の用心を呼び掛ける手作りのプラカードを掲げて、消防職員と一緒に練り歩く子ど共につなぐ。とちぎの未来幼児期から防災意識を高める地域イベントなどにも積極参加もたちの姿に、地域の人たちにも笑顔が広がります。

 秋の火災予防運動の時には、年長の園児に法被を貸し出し、登園の際に着用する活動にも取り組んでいます。「子どもたちの姿を通して、家庭内での防災意識が高まればと思っています」と鈴木園長は話します。

小さな頃の経験が心に残る

地域のイベントにも積極的に参加しています。
(11月3日 道の駅思川 交通事故防止街頭キャンペーン)

 羽川幼稚園に通う子どもたちは全員が幼年消防クラブのメンバーです。特に年長組は園内外のさまざまな活動に参加しています。

 最も大きなイベントは、小山市内全域から幼年消防クラブ員が集まる「小山市幼年消防クラブフェスティバル」です。「毎年1200人から1300人くらいが参加して、防災にちなんだゲームなどを繰り広げます。とてもにぎやかですよ」と鈴木園長。鈴木園長は全体の会長も務めています。

 消防署から消防自動車や救急車に園に来てもらって防災教室を開くと、子どもたちの目の輝きが違ってくるといいます。鈴木園長は「消防の車両などを間近に見ると、消防士にあこがれる子どもも出てくると思います。大人になってからも心の片隅にそうした思い出が残っていれば、防災意識につながると思いますね」

 園に来てもらったお返しに子どもたちが消防署に出向き、鼓笛隊が火の用心の歌を演奏するなど、相互の交流も深めています。また、鼓笛隊の演奏は、防災にとどまらず、地域のイベントで、交通安全を呼び掛ける運動などでも活躍しています。

園内でも避難訓練、子どもたちに浸透

総務大臣表彰の盾を持つ鈴木園長(中央)。年長組の坂井さん(右)、濱さん(左)。

 羽川幼稚園は園内での火事を想定した日常的な避難訓練にも力を入れています。

 避難訓練を思い返して坂井結希乃(ゆきの)ちゃんは「園の小さな子の手を引いて一生懸命逃げました」。濱陽南子(ひなこ)ちゃんも「一生懸命逃げました。おうちでも訓練の話をしました」と話します。活動の地道な積み重ねは、確実に子どもたちに根付いているようです。

 

Profile

羽川幼稚園幼年消防クラブ<小山市>

 幼児期から防災意識を醸成することを目的に昭和61年、小山市内の幼稚園や保育園の中で初めて発足しました。鈴木園長が消防団で活動していたことがきっかけでした。以来、園内での活動はもちろん、地域のイベントなどにも積極的に参加しています。

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