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 ネオホッケーの富士見BGAに所属する「富士見パイソンズ」は、昨年8月の第12回全国小学生ネオホッケー大会低学年(混成、1~4年生)で全国優勝に輝きました。決勝では2点を先制される不利な状況をはねのけ、見事に栄冠を獲得。「仲間と一緒に勝ち取った勝利」と喜びが弾けます。

昨年8月に開催された第12回全国小学生ネオホッケー大会、低学年で全国優勝に輝いた「富士見BGAパイソンズ」の選手たち
昨年8月に開催された第12回全国小学生ネオホッケー大会、低学年で全国優勝に輝いた「富士見BGAパイソンズ」の選手たち

(企画・制作 下野新聞社ビジネス局)

どんな世代でも楽しめるスポーツ

 ネオホッケーはスティックと穴の空いたボールを使って体育館などの室内で行うので「陸上のアイスホッケー」と言われており、幼児からお年寄りまで楽しめるスポーツです。富士見BGAは創立30年以上の古い歴史があります。宇都宮市富士見地区の体育指導員だった板橋 稔(いたばし・みのる)監督らが、地域スポーツ振興のため、ニュースポーツとして導入を図ったのが、クラブ誕生のきっかけでした。
 「BGA」は「Boys-Girls&Adult」を表し、『どんな年齢層の人でも気軽に楽しめる』ことを目指しています。板橋監督は「ネオホッケーなら初心者でも、ちょっとスポーツが苦手な子でも十分にできるので、子どもたちの体力や運動能力の向上が期待できます」。また、簡単に親しめながらも奥が深いのが魅力、とも語ります。
 指導方針については「まずは好きになってもらうこと」と話します。「好きになれれば、少々つらいことがあっても我慢ができ、夢中になれるものがあれば頑張れるものです」と、自主性が何よりも大切なことを強調します。

群馬操球会U10(群馬)との低学年の決勝戦。試合終了直前に決勝ゴー ルを決めて喜ぶ「富士見BGAパイソンズ」の選手たち
群馬操球会U10(群馬)との低学年の決勝戦。試合終了直前に決勝ゴー ルを決めて喜ぶ「富士見BGAパイソンズ」の選手たち

努力は決して裏切らない

 板橋監督は、昨年の優勝について、「どのチームも実力は紙一重。決勝では終了間際のセットプレーで勝つことができました。練習の成果が実ったと思います。努力は裏切らないということを感じてもらえたのではないでしょうか」と子どもたちの常日頃の奮闘をたたえます。
 優勝したチームでキャプテンを務めた松本 あやめ(まつもと・あやめ)さん(10)=富士見小5年生=は、「仲間を信じていたので、最後に入れてくれた時には抱き合って喜びました」と、優勝を振り返ります。ネオホッケーは、兄の練習についてきて幼稚園の年中くらいの時から始めたそうです。「チームメイトと力を合わせて試合に勝てた時が一番うれしい」とその魅力を話します。チームがひとつになって、また全国優勝を目指します。
 高学年チームのキャプテンを務める刀 仁志(たち・ひとし)さん(11)=富士見小6年生=がネオホッケーを始めたのは、父がやっていたのを見たのがきっかけでした。幼稚園の年少の頃です。「パスをつなぎながら点数を決めていく姿が格好良くて、自分もやってみたいと思いました」と話します。ネオホッケーの素晴らしさについて「チームワークが試される競技。みんなで協力してやることが楽しい。小学生、中高生、大人と一緒に1位を取って喜び合いたい」と目標を掲げます。

幅広い年代の方々が楽しくネオホッケーをプレーしています
幅広い年代の方々が楽しくネオホッケーをプレーしています

継続することの重要性を痛感

 富士見BGAは各種大会で優秀な成績を残してきました。かつて選手として活躍したメンバーが、今は保護者としてチームの運営を支え、子どもたちの指導にあたっています。「保護者の皆さんには本当に助けられています」と板橋監督は感謝します。
 小学生の加入が減り、5、6年前には存続の危機に見舞われたこともあったそうです。また、コロナ禍の時期には思うような活動ができず、継続することの難しさと重要性を痛感したと言います。当初は富士見地区が中心でしたが、今では近隣の小学校から加入するメンバーもいます。板橋監督は「一緒にやってみませんか」と呼びかけます。

Profile

富士見BGA(宇都宮市)

平成3(1991)年9月、宇都宮市富士見地区のスポーツ少年団として創設。その後、ネオホッケー競技として幅広い年齢層の選手が集う強豪チームとなりました。現在、小学生から一般まで約60人が所属。宇都宮市立富士見小学校体育館で毎週土曜日に練習に励んでいます。

富士見BGA(宇都宮市) 紹介動画
 
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