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 宇都宮文星女子高校秀英特進科美術デザインコースのチームは、昨年8月、オンラインで開かれた第30回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)で日本一の最優秀賞を獲得しました。同校は前回大会でも同賞に輝いています。同大会では宇都宮中央女子高校漫画研究部も入賞を勝ち取り、「漫画強豪県」の実力を余すところなく発揮しました。

昨年のまんが甲子園で日本一に輝いた宇都宮文星女子高校の左下から寺島 蒼依(あおい)さん2年、古澤 舞(まい)さん1年。左上から舘野 朝美(あさみ)さん2年、奥寺 陽(ひなた)さん3年、長嶋 更紗(さらさ)さん1年

(企画・制作 下野新聞社営業局)

リモートの開催で5人全員が初出場

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、昨年の「まんが甲子園」はかなり変則的な開催となりました。2020年に開くはずだった大会は中止となり、第30回大会は第29回大会と合併大会のような形になりました。いつもなら高知市に集まって競い合いますが、今回は自校と高知市をオンラインで結んでの競技となりました。文星女子高校のチームを指導した宮本明子教諭は「一堂に集まっての大会だと緊張感も違いますし、宿泊などの手配も大変でした。かえってよかったのかもしれません」と振り返ります。
 出場したのは全国の予選を通過した40校。1日目の第一競技に勝ち抜いた20校で2日目の決勝を戦いました。あらかじめ5つの「お題」が公開されていますが、どの「お題」になるかは当日の午前10時まで発表されません。そこから5時間半をかけて作品に仕上げていきます。同校からは5人が出場。一人一題の「お題」担当制とし、他の人が手伝って描くという手法を採用しました。28回大会で優勝した先輩たちは卒業し、今回は全員が初めての出場でした。

完成した作品は〝仕掛け〟が満載

 決勝の「お題」となったのは「30度目の正直」でした。漫画には30の設問が描かれ、解答すると「第三十回全国高等学校漫画選手権大会まんが甲子園三十度目の正直」の文字が並びます。さらに各設問は、それぞれ人気漫画に関係しているという凝った仕掛けになっています。

上:決勝戦のテーマ「30度目の正直」の作品。Ⓒ高知県 下:第一次競技のテーマ「アナザーオリンピック」Ⓒ高知県

 ネタ出しなどで積極的な役割を果たしたのが、当時1年生だった長嶋 更紗(さらさ)さん(16)です。「何もかもが初めてで、頭の中がごちゃごちゃになってしまいました。本当にこれで準備は足りているのか、ずっと不安な気持ちでいっぱいでした。1位と聞いた時は、本当にびっくりしました」と決勝の緊張感を語ります。
 美術を学びたくて同校を選んだという長嶋さん。「ようやくまんが甲子園を知れたので、経験を生かして今年の大会に挑戦してみたい」と話します。将来はイラストレーターを目指しているとのことです。宮本教諭は「3連覇ということは特に意識していません。毎年、その時の生徒たちが個性を発揮してもらえれば」と話します。

改善点を生かして今年も挑戦したい

 宇都宮中央女子高校漫画研究部は、同大会で高知県市町村振興協会賞を受賞しました。出場したメンバーは当時の3年生2人と2年生が3人。漫画研究部は、過去に入賞した経験があると先輩から聞き、挑戦してみようと思ったそうです。また、男女共学校となるのを控え、「宇中女」としていい結果を残そうとの思いもありました。

左:決勝戦のテーマ「30度目の正直」の作品。Ⓒ高知県 右:宇都宮中央女子高校の漫画研究部。左上から当時2年生だった中塩 紗矢香(さやか)さん、桜井 舞香(まいか)さん、松岡 歩実(あゆみ)さん。左下から当時3年生だった根本 彩夢(あむ)さん、土屋 双葉(ふたば)さん


 当時2年生だった中塩 紗矢香(さやか)さん(17)は「製作時間ぎりぎりまで作業が終わらず、とても緊張しましたが、その分、完成した時は達成感でいっぱいでした。入賞できると思っていなかったのでとてもうれしい」と話します。今年も出場を目指しているとのこと。「今回の反省点を改善して、もっといい作品を作り、上位入賞を実現したいです」と意欲を燃やしています。

Profile 

宇都宮文星女子高校美術デザインコース(宇都宮市)

宇都宮文星女子高校は、平成28年の第25回大会から「まんが甲子園」に出場している実力チームです。今回、5人が班に分かれて挑戦しました。

※新型コロナウイルス感染症対策に留意の上、取材を行いました。(写真撮影の時のみマスクを外してもらいました)
※今年1月に取材させていただきました。

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