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宇都宮市でフラの教室を開いて15年になる湯沢純子さん。踊る楽しさだけでなく、地域の人たちにハワイの伝統文化を伝えたいという熱い思いにあふれます。「ぜひ、皆さんもご一緒に」と呼び掛けています。
(企画・制作 下野新聞社営業局)
教室の生徒が本場の大会に出場

湯沢さんが主宰するフラの教室「フラ・ハーラウ・オ・マルヒア」(宇都宮市上戸祭町)では、今年6月、うれしい出来事がありました。教室の教え子である小平萌杏(もあ)さん(14)が、先日東京で開かれたフラのコンペティション「フラ・オ・ナ・ケイキ」のオーピオ部門で総合優勝したのです。小平さんは11月に本場のハワイのマウイ島で開かれる大会に出場します。
お母さんの紋さんの勧めで4歳からフラを始めたという萌杏さん。「曲に合わせて踊るのはとても楽しいです。優勝にはびっくりしましたが、両親や祖父母など、家族の支えがあってここまで来られました」と笑顔が弾けます。
湯沢さんによると、小平さんのフラは現地の人たちと比べて全く遜色がなく「一緒に踊っていても見分けがつかないくらい」と言います。小平さんは「マウイでの大会は楽しみ。今後、さらに踊りに磨きをかけて頑張ります」と決意を新たにしています。
奥深さを感じるフラの魅力
湯沢さんがハワイに魅せられたのは、新婚旅行で訪れたことがきっかけでした。素晴らしい気候はもちろん、現地の人たちの素朴で温かい人柄に触れるにつけ、とりこになったそうです。
「山や海を敬う気持ちや食文化など、日本と通じるところも多く、ぜひこの伝統的な文化を日本に伝えたいと思いました」。それにはフラを多くの人に紹介することが一番ではないか、と考えるようになりました。現地に何度も足を運び、昔ながらの踊りを伝える先生に師事する中で、宇都宮での教室開設を後押しされたと振り返ります。

「フラはとても奥が深い踊り」と湯沢さん。優雅な手の動きが特徴ですが、「手の動きの一つ一つに意味があって、踊り全体で物語を表現しています。先生や地域によっても微妙な違いがあり、知れば知るほど魅力を感じます」
また、足も手も動かし、みんなで笑顔で踊ることで、健康にもなるとのこと。「ここで教えた若い人たちは、多くが元気な赤ちゃんに恵まれている気がします。フラの効果ではないでしょうか」と湯沢さん。
「楽しく」を一番に 今後も続けたい
湯沢さんのご主人は、ハワイアン音楽の演奏家のププ湯沢さんです。レディオベリーの番組でパーソナリティーも務めています。夫婦2人でハワイの魅力を広める活動に取り組んで
きました。毎年5月に宇都宮市のオリオンスクエアで開く「アロハビアガーデン」は名物行事として定着しています。
「今後も楽しく続けていければと思います。フラを通して、いろんな人たちとさらにつながりをつくりたい」と湯沢さんの夢は広がります。
Profile
「Hula Hālau O Maluhia」〈宇都宮市〉
フラ・ハーラウ・オ・マルヒア
教室名は、マルヒアのフラ教室という意味です。マルヒアは湯沢さんのハワイアンネーム。ハワイ語で平和や静寂という意味です。マウイ島のクムフラ、カフル・マルオの美しいフラを受け継ぎ、基本から丁寧に指導しています。さまざまな年代の方がフラに親しんで、イベントにも参加しています。
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