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 足利大学附属高校弓道部は、昨年8月の全国高校総体(インターハイ)の弓道女子団体で優勝しました。インターハイ初出場にして初優勝の見事な成績。全員が力を補い合ってつかんだ勝利だけに喜びにあふれます。3年生は卒業しますが、残る1、2年生たちは「頑張って連覇を果たしたい」と話します。

左から、最初に弓を放つ「大前」の藤本 友香さん、「二的」の小池 輝来々さん、「三的」のアリ・マリヤムさん、 「四的」の中村 莉緒さん、最後を締める「落ち」の中村 穏花さん、相波 静香さん

(企画・制作 下野新聞社営業局)

少人数ながらもチームワーク抜群

 同部顧問の宮澤 章啓(あきひろ)教諭は、2015年から同部を指導しています。宮澤教諭自身も宇都宮南高校、筑波大学と弓道の選手として活躍し、優秀な成績を残しました。「男子校の足利工業大学附属高校時代から当校の弓道部は強豪でした。共学となり、強くなりたくて入学してくる女子生徒も増えました」と話します。
 それでも女子の部員は少なく、団体として出場する5人のチームを編成するのがやっとの状況が続いたといいます。少人数ながら、ここ数年、めきめきと力をつけ、昨年3月に全国私立学校弓道大会で優勝、4月の春の総体関東大会で3位となり、今回のインターハイ初優勝につながりました。「誰かがミスしても、他がカバーすることで大崩れしなかったですね」と評します。
 主将の藤本 友香(ゆうか)さん(18)=3年生=は、弓道をやっていた兄や父に触発されて競技を始めたとのこと。団体戦の前日に行われた女子個人戦でも優勝を飾りました。「全国制覇は1年生の時からの目標でした。団体、個人ともに実現できてうれしい」と笑顔がはじけます。後輩たちには「連覇は大変と思いますが、練習でしっかり自分を鍛えて臨んでほしい」と期待します。
 小池 輝来々(きらら)さん(17)=2年生=は「優勝はしたいと思っていましたが、本当になってとてもうれしい。藤本先輩が当て続けてくれたので心強かったです」と振り返ります。「今年のインターハイでも優勝できるよう頑張りたい」と決意を固めます。

昨年のインターハイで弓道女子団体で優勝した足利大学附属高校弓道部。顧問の宮澤教諭(右端)

連覇を目指して精いっぱい頑張る

 アリ・マリヤムさん(17)=2年生=は「優勝できるとまで思っていなかったので、とてもうれしい」と話します。中学の部活の見学で弓を引く美しさにひかれて始めたそうです。「的中をさらに安定させてインターハイにまた出場したい」と語ります。
 中村 莉緒(りおん)さん(18)=3年生=は「入学した時からの夢だったインターハイに出られて、さらに優勝できて本当にうれしかったです」。弓道は小学校5年生から市中の道場で始めたとのことです。「日本の伝統文化であること、年齢や男女の別なくできることが魅力」と語り、将来は指導する立場も目指したいとしています。
 中村 穏花(ののか)さん(17)=2年生=は「前日に藤本先輩が個人で優勝し、自分たちもその勢いに乗って勝てたと思います」と喜びを語ります。連覇に向けて「今度は引っ張っていく立場として、射も的中も安定してできるようにしたい」とのことです。
 相波 静香(しずか)さん(16)=1年生=は、補欠として帯同しました。優勝の時は弓道を始めてまだ3カ月で、実感がわかなかったとのことですが「今になってすごいことをやったんだと思います。自分も連覇に向けて精いっぱい頑張りたい」と話します。

静寂のなかにも、一矢一矢に集中する気迫と鋭い矢の音が響きます

ITなど採り入れ科学的な練習も

 宮澤教諭は筑波大学に在籍中、弓道方法論研究室で、弓道を科学的に解析する研究に携わりました。そうした経験をもとに、練習は数をかける「射込み稽古」を中心に、ITなども活用した方法を採り入れています。
 「みんな仲が良く、自主的に目標を定めて取り組める生徒ばかり」と部員たちを評価します。的中した時の〝いい矢ができた〟という感覚を生徒たちに味わってほしいとの願いを込めて指導にあたっています。

Profile 

足利大学附属高校弓道部(足利市)

弓道部は男子高校だった時代から古い伝統を誇り、共学になった現在も男女ともに好成績を残しています。特に女子はここ数年、強さを増してきています。現在、男女合わせて18人が所属しています。

※新型コロナウイルス感染症対策に留意の上、取材を行いました。(写真撮影の時のみマスクを外してもらいました)

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