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 作新学院女子硬式野球部は、8月に開催された第23回全国高校女子硬式野球選手権大会で初優勝を飾りました。ここ3年は初戦敗退が続き、その悔しさをバネに今大会では持ち前の粘り強さを発揮し、創部7年目にして念願の日本一を果たしました。

(企画・制作 下野新聞社営業局)

諦めない攻めの野球作新の持ち味を発揮

主将で捕手としてチームを牽引した生井美桜さんと一番打者・二塁手の関 桃子さん(写真右)。

 「練習環境は決して良くないけれど努力すれば日本一になれることを証明できました」。主将の生井美桜(なまい・みさき)さん=3年=は勝利インタビューに、こう応えました。作新の女子硬式野球部には専用グランドはなく室内練習場しかありません。自ずと守備練習よりも打撃練習が中心となります。

 生井さんは「作新は打撃が武器。バッティングに力を入れてきた結果が優勝につながった」と大会を振り返ります。生井さんとともに中国で開催されるアジアカップの侍ジャパン女子代表に選ばれた関桃子(せき・ももこ)さん=同=は「グラウンドが使えない練習なので体幹を鍛えるとか、地道なトレーニングが粘り強いバッティングや諦めない野球につながっていると思います」と話します。

 決勝戦は劇的な逆転サヨナラ勝ちでした。田代恭規監督は「うちは打のチーム。打撃にこだわり、打ち勝って終われたことが一番の喜びです」と作新らしい攻撃野球で栄冠を勝ち取った喜びを語ります。

野球を楽しむため「ワンチーム」に

 作新のモットーは「野球を楽しむ」こと。そのために大切にしているのが上下の関係です。創部以来続けている学校周辺のゴミ拾いなどの奉仕活動も1年から3年生まで縦割りの学年混合班を編成して学年間のコミュニケーションを図るようにしています。「練習の時だけではなくふだんから上下の関係を良くしないとチームは一つにならない」と田代監督。新潟県出身の関さんは「日本一を目指して作新の野球部に入りましたが日本一以上に、ここで出会った仲間と野球ができたこと、人間的にも成長できたことが大事なことだと、今思います」と話します。

「野球を楽しむこと」を掲げる田代監督(真ん中)、選手一人ひとり とのコミュニケーションを大切にしています。

女子野球をメジャースポーツに

 高校卒業後、生井さんは大学で、関さんはプロ選手として野球を続けます。生井さんは「女子野球の底辺を広げたい。将来、教員になって子どもたちに野球を教えたいという思いもあります」。関さんは「プロはプレー以外に野球の発展のためにもしっかり仕事をしていかなくちゃいけない。一人でも多く野球の好きな人を増やしていけるよう頑張りたい」と抱負を語ります。

 7年前に作新に女子硬式野球部が創設されたことで野球をする小、中学生の女の子が増えてきたといいます。創設当初から監督を務める田代さんは「優勝したことで、作新に女子硬式野球部があることを多くの人に知っていただき、女子野球に興味を持ってもらえる方がさらに増えれば監督を続けてきた甲斐があります」と女子野球の底辺拡大に期待するとともに、社会人になっても野球を続けられる環境をつくるため女子のクラブチーム創設を目指します。

室内練習場という環境で、バッティング練習が主になります。各自の課題を見つけて、バットを振っています。

Profile

作新学院女子硬式野球部(宇都宮市)

 2013年創設。チームのモットーは「野球を楽しむこと」。全国から女子硬式野球を目指し部員が集まっています。部員は3年生13人、2年生6人、1年生8人の計27人。平日は練習で土日曜は試合が中心。練習や試合の見学も可能。

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