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 勇壮な太鼓の音が響き渡る練習会場。むつみ愛泉童子太鼓には、幼稚園生から小学6年生まで、幅広い年齢の子どもたちが集っています。努力の成果が実り、昨年12月の「太鼓祭 第10回日本一決定戦・組太鼓ジュニアの部」で見事初優勝を果たしました。
(企画・制作 下野新聞社営業局)

 

協調性を育成する園の保育から発展

昨年12月「太鼓祭 第10回日本一決定戦・組太鼓ジュニアの部」で日本一を勝ち取った演技。

 学校法人むつみ学園職員の齋藤茂先生は、むつみ愛泉童子太鼓の発足当初から指導にあたっています。むつみ愛泉こども園の前身である幼稚園の保育の一環として太鼓が導入され、その責任者となりました。
 子どもたちに協調性や調和の大切さを教えるには、全体でひとつのものをつくり上げる日本伝統の太鼓が一番、との園の方針からでした。「私自身、太鼓は全くの素人。独学で一から覚えました。道具も宮太鼓が一つあるだけ。積み木や古タイヤを使って練習するような状態でした」と齋藤先生は当時を振り返ります。
 最初は授業として始まり、間もなく園内に課外クラブが発足。さらに卒園生や活動を知った周辺地域の子どもたちも参加するようになり、幼稚園生から小学校6年生までが加入する現在の形になりました。「誰でも叩けば音が出るのが太鼓ですが、そこにとどまらず演奏者の思いをどう伝えるかが大切です」と指導の方針を語ります。年上の子が小さな子の面倒を見る風景が当たり前になり、チームワークもしっかりと育っています。

 

聴いている人たちに喜んでもらえる演奏

 

 昨年優勝した高学年のチームのリーダーを務めた照井悠太君(12)は、幼稚園の年少から太鼓を始めました。「一生懸命に演奏して、それが聴いている人に喜んでもらえることがうれしい」と太鼓の魅力を話します。一昨年の大会では準優勝でした。今回、それを上回る成績が残せたことについて「日頃の練習の成果が実りました」と喜びもひとしおの表情です。
 太鼓を通して多くの友人ができました。また、リーダーとして年下の子どもたちの指導にも頑張りました。「みんなに手伝ってもらったからできました。チームワークが何よりも大切だと思います」と話します。中学生になっても太鼓は続けていくつもりだそうです。
 「タンゴ歌手の冴木杏奈先生や太鼓演奏家の寺門勝先生の指導、そして何といっても保護者の皆さんの支えでここまで来られました」と齋藤先生。子どもたちには太鼓を通して、人に優しく、感謝の心を忘れず、大人になってから活躍できる力を身につけてほしいと願っています。

 

中学生、高校生のチームが今春発足

昨年優勝を果たした高学年の練習風景。練習から息のあった迫力ある演奏に圧倒されます。

 むつみ愛泉童子太鼓には、現在、幼稚園生、低学年(1~3年生)、高学年(4~6年生)の3チームがあります。ここにこの春から、中学生、高校生の「矢馬(しば)」というチームが新たに加わることになりました。
 小学校を卒業してもさらに続けたいというOB、OGたちの希望によるものです。太鼓を通しての人間力の養成という当初の狙いは、確実に実を結んでいるようです。

 

Profile

むつみ愛泉童子太鼓<下野市>

昭和63年、むつみ愛泉子ども園の前身の幼稚園の保育の一環として発足。当初は園児が対象でしたが、卒園生や周辺の小学生たちが参加し、現在は65人のメンバーを擁しています。全国大会への出場など多くの実績を重ねています。

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