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 文星芸術大学附属高校剣道部の短剣道チームは、2020年2月の「第19回全日本短剣道大会男子団体高校生の部」で優勝しました。同年ばかりでなく、17、18年にも優勝している強豪です。短剣道と選手が重なる銃剣道は、国体種目で練習も一緒に行っています。22年に開催予定の「いちご一会とちぎ国体」に向けてさらに熱が入ります。

(企画・制作 下野新聞社営業局)

昨年2月の「第19回全日本短剣道大会男子団体高校生の部」で優勝した文星芸術大学附属高校剣道部の短剣道チーム。 左から杉戸 洪太(こうた)さん、鈴木 大空(たすく)さん、山中 大世(だいせい)さん
 

剣道と補い合える短剣道の技術

 文星芸術大学附属高校剣道部で短剣道を指導するのは、陸上自衛隊宇都宮駐屯地に勤務する鈴木 利広(としひろ)さん(52)です。若いころから銃剣道に親しんでいましたが、転勤した北海道で短剣道に出合いました。再び宇都宮で勤務することになり、「栃木県内でも銃剣道や短剣道を広めたいと思うようになりました。そんな時、文星芸術大学附属高校剣道部を紹介していただいたのです」ときっかけを振り返ります。2014年から指導にあたっています。
 銃剣道は木銃を用い、槍術の突き技を基本にしているのに対し、短剣道は長さ53㎝の短竹刀を片手で操って小太刀の技を競い合います。この二つは異なる武道ですが、突き技や審判が共通していることなど重なる部分が多くあります。銃剣道は国体に向けて同校剣道部で強化することになりました。

左写真:鈴木さん(中央の右)から実技指導を受ける生徒たち。 短い間合いから技を繰り出します。動きの速さ、技のかけ声も相まって迫力があります

 鈴木さんは、銃剣道と併せて短剣道の指導も始めました。当初は試行錯誤だったとのことですが、剣道と短剣道で相互に補完する部分があることから、部員の間でも短剣道への理解が深まり、取り組む生徒たちが増えました。選手たちはめきめきと腕を上げ、常勝チームへと成長していきます。「もともと強い文星の剣道部だったからこそ、ここまでできたのだと思います」と鈴木さんは話します。

3年生になっても精いっぱい頑張る

 短剣道のチームは先鋒、中堅、大将の3人で構成されます。20年の優勝の時に先鋒を務めた山中大世(だいせい)さん(17)=2年生=は、小学校4年生から剣道を始めました。中学校も同校附属だったので、短剣道も中学校から始めたそうです。「21年の大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になってしまいましたが、3年生で大会が復活したらぜひ連覇を目指したい」と力がこもります。
 中堅の杉戸 洪太(こうた)さん(17)=2年生=は、父親がやっていたこともあって、剣道は幼稚園の年中から始めたとのことです。「短剣道は、集中する中で一瞬で勝負が決まります。剣道とはまた違った魅力があります」。団体戦は個人での優勝を決めた後でしたが、「チームとしても優勝できて、大きな達成感がありました。支えてくれた人に感謝の気持ちでいっぱいです」と話します。

昨年2月の「第19回全日本短剣道大会」で、一緒に稽古している仲間たちが活躍をしました

今後に生きる短剣道での経験

 大将を担った鈴木 大空(たすく)さん(18)=3年生=は、兄の影響で小学2年生から剣道を始めました。短剣道は先輩たちが活躍する姿にあこがれて取り組み始めました。「剣道は間合いが重要なのに対し、短剣道は流れが速い。それぞれの練習を積むことで、相互にいい効果が出ていると思います。大会では大将の自分に優勝がかかっていたので、責任が果たせて本当によかったです」と話します。また、後輩たちには「一つ一つの試合を大切に取り組んでほしい」と激励します。
 「いちご一会とちぎ国体」では現在の1年生たちが銃剣道競技での主力となります。後輩たちには大きな期待がかかるところです。鈴木さんは「短剣道の優勝は、保護者の方々にとても喜んでいただき、大きな協力をいただいています。短剣道で培った経験を、国体の銃剣道でも活かしたい」と決意を固めています。

 

Profile 

文星芸術大学附属高校短剣道チーム(宇都宮市)

短剣道チームは同校剣道部員の希望者によって編成されています。国体の銃剣道選手強化から始まり、共通点の多い短剣道へと広がりました。栃木県は社会人選手のレベルも高く、関係者は「短剣道王国」の確立を目指しています。

※新型コロナウイルス感染症対策に留意の上、取材を行いました。(写真撮影の時のみマスクを外してもらいました)

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