[PR]栃木県民共済

  宇都宮市立陽南中学校水泳部の男子チームは、2019年の第59回全国中学校水泳競技大会の学校対抗戦で総合優勝の栄冠を獲得しました。全員の力が結集した結果です。残念ながら20年の大会は中止となってしまいましたが、現在の部員たちは次回大会でも優勝旗を持ち帰れるよう決意を固めています。

(企画・制作 下野新聞社営業局)

伝統ある水泳部を引き継ぐ、現在の2年生たち。 左から、平田 琉偉(るい)さん、吉原 啓太(けいた)さん、部長の山本 尚弥(なおや)さん 小野口 昊(そら)さん
 

強い選手である前に、よき中学生であれ

 水泳部顧問の軽部 裕子先生が、4年前に陽南中学校に着任した時、同部の男子は既に県内では常勝チームでした。外部の民間のスイミングスクールに所属して活躍している生徒も数多くいます。「ともすれば勝つことだけにこだわることになりかねませんが、それまでの顧問の先生たちが部の伝統としてつないでこられたのが、『強い選手である前に素晴らしい中学生であれ』ということでした。その意識は生徒たちにしっかり根づいていると思いますね」。顧問を務める橋本敏基先生は部のまとまりのよさを評価します。「あいさつや荷物の置き方など、中学生らしい生活があってこその水泳だと思いますので、技術面以外での指導を心掛けています。みんな素直でとてもやりやすいです」とチームの雰囲気を語ります。
 全国大会では、総合優勝できるかどうかが最後のリレーにかかっていましたが、その日の朝は軽部先生の目からみても、4人とも静かな闘志がみなぎっていたといいます。「調整も自分たちでこなし、全員で勝つんだ、という意気込みが伝わってきました」とチームワークの勝利だったことをたたえます。

学校と民間のスイミングクラブ、それぞれの場所で練習に励んでいます

全国大会で活躍する先輩たちの姿に感動

 伝統ある水泳部の部長を務めることになった山本 尚弥(なおや)さん(14)=2年生=は、小学3年生から水泳を始めたそうです。自身の種目は背泳ぎです。「水泳は生活の一部になっています。先輩たちが全国大会で優勝した時の様子をテレビで見ていて、とてもカッコよく見えました。水の中という日常にはない環境の中で、お互いに競い合いながら高められるのが水泳の魅力。部長になってプレッシャーも大きいけれど、頑張っていきたい」と決意を語ります。吉原 啓太(けいた)さん(14)=2年生=の種目は平泳ぎです。水泳は幼稚園の年中から始めました。今でも民間のスイミングスクールに通って技術の向上に努めています。「水泳は力だけで勝負が決まらないのが面白いところ。尊敬している強い先輩が、本などを読んで一生懸命研究している姿に感動しました。そうやって取り組めば結果もついてきます。全国大会で優勝した先輩たちの姿をテレビで見ていて、まだまだ世界は広いんだと思いました」と振り返ります。

昨年8月の「第59回全国中学校水泳競技大会」で総合優勝を飾った男子チーム

コロナ禍を乗り越え来年の優勝目指す

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2020年の大会は中止を余儀なくされました。自粛期間は、民間のスイミングスクールも休止し、部活どころか学校に通うこともできなくなりました。山本さんも吉原さんもモチベーションを保つのが大変だったと話します。「シーズンのはずの3月から6月ごろまで自主トレの連続でした。冬のトレーニングが続いている感じでした」と山本さん。軽部先生は「確かに大変だと思いますが、『大会がないのは陽南だけではない。これを乗り越えられるかどうかで勝負が決まるよ』と激励しています」。部員たちは、個人の目標をしっかり定めるとともに、来年の大会では再び優勝旗を持ち帰れるよう練習に励んでいます。

 

Profile 

宇都宮市立陽南中学校水泳部(宇都宮市)

県内では常勝チームで、特に男子は県中学校総合体育大会では2019年まで総合で9連覇を続けています。部員は男女合わせて36人。民間のスイミングクラブと並行して部活を続ける生徒も数多くいます。

※新型コロナウイルス感染症対策に留意の上、取材を行いました。(写真撮影の時のみマスクを外してもらいました)

 栃木県内で活躍されている方々を紙面を通して紹介させていただきます。
 栃木県民共済は県民読者の皆さまをこれからもサポートして参ります。