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全国大会で優勝した、先鋒の大塚君(写真左)、中堅の相馬君(写真右)、主将で大将の磯君

 大田原市立若草中学校相撲部は、今年8月に行われた全国中学スポーツ大会の相撲団体戦で、見事優勝を勝ち取りました。出場した部員たちは、2022年に開かれる「いちご一会とちぎ国体」の主力選手の年代となります。国体での活躍に向けて大きな弾みがつきました。

(企画・制作 下野新聞社営業局)

強豪校を撃破して県勢で初の快挙

 全国大会の決勝戦には、いずれも3年生で、主将の磯友樹(ともき)君(14)、相馬伸哉(しんや)君(15)、大塚風太(ふうた)君(15)が出場しました。石川県の強豪、犀生中学校と対戦し、2勝1敗で勝利を収めました。県勢では初の快挙です。指導する三田尚紀監督は、「大田原修志館」という小学生向けの道場を開いていますが、全員が同道場の出身とのことです。

厳しさの中にも、温かみのある指導をする三田監督(真ん中左)。激しくあたる体の音が土俵に響きます。

 先鋒の大塚君は、それまで全て勝っていましたが、先鋒で挑んだ決勝で惜しくも敗退。「少し焦りましたが、あとの2人がしっかり取ってくれたのでホッとしました」と振り返ります。

 相馬君は中堅として1勝を上げました。「中学最後の年なので、自分の相撲を取ることだけを心掛けました。勝った瞬間はあまり実感がありませんでしたが、後になってうれしさがこみあげてきました」と話します。

 磯君は「1勝1敗だったので緊張しましたが、大将戦で勝てて本当にうれしかったです。やった!という感じでした」。その日はずっと喜びを噛みしめていたそうです。

中高一貫で選手強化地域の人たちの支援感謝

相撲部専用の建物で、立派な土俵もあります。そのなかで熱気伝わる練習をしています。

 大田原地方は昔から伝統的に相撲が盛んな地域です。1980年の「栃の葉国体」では、現在は大田原市となっている旧黒羽町が、相撲競技の会場ともなりました。市を挙げて相撲を通した地域活性化に取り組み、官民が力を合わせて盛り上げています。同市は「いちご一会とちぎ国体」でも相撲の会場となることが決まっています。

 学校には相撲部専用の建物があり、立派な土俵も設けられています。「市や保護者など、周囲の人たちの支えは本当にありがたいですね。地域の人たちに育ててもらったと感謝の気持ちでいっぱいです」と三田監督。

 三田監督自身、黒羽高校時代に、栃木県で開催されたインターハイに出場し、ベスト8まで進んだ経験があります。現在、週4日間は黒羽高校との合同練習を行っており、中高一貫の強化に努めています。「3年後の国体では、今いる部員たちが高校での中心選手になりますので、そうした面からも今回の優勝は大きな励みになりました。国体で立派な成績を収めて恩返しがしたい」と今後を見据えます。

関東大会の4連覇と全国大会の連覇目指す

 今回優勝を経験した3人は、そろって黒羽高校に進んで相撲を続ける希望を持っています。「一瞬で決まる勝負に全身を集中してかけて挑む」「日本の伝統文化でもあるので自分たちでしっかり守っていきたい」など相撲への魅力をそれぞれに語ります。

 部員は現在9人。後輩たちには、3連覇中の関東大会の連覇を伸ばすことと、来年も全国優勝を果たしてほしいと期待しています。

 

Profile

大田原市立若草中学校相撲部(大田原市)

柔道相撲部として活動していましたが、相撲をやりたいという生徒が増えてきたため、2010年に相撲部として独立しました。県内の中学校で単独の相撲部があるのは若草中学校だけです。全国優勝のほか、関東大会では3連覇を誇っています。

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