【真岡】日本一のイチゴ産地であるJAはが野管内で12日、今季初のとちあいかの出荷が始まった。長沼の二宮西部集荷場に110パック(28キロ)が持ち込まれ、東京・大田市場で競りにかけられる。
古山で1・5ヘクタールの広さで栽培を手がける「ベリーズバトン」社長の新井孝一(あらいこういち)さん(39)のイチゴの出来を、同JAの関係者が確かめた。新井さんは「生育は順調で食味も良く、一足でも早く皆さんに届けたかった。いよいよシーズンが始まったという思い」と気を引き締めていた。
同JA管内では2023年産の実績として、販売額がいちご部会発足以来最高となる103億7901万円を達成した。
24年産は初めて、とちあいかの作付面積がとちおとめを上回る見通しで、とちあいかだけで23年産の2倍以上となる83ヘクタール、販売額60〜70億円を見据える。イチゴの本格出荷は11月上旬から始まり、管内では販売額115億円を目標に据えている。
13日には同JA二宮東部集荷場で、とちおとめの出荷も始まる。