日本酒の卸売りや小売りを手がけるAgnavi(神奈川県茅ケ崎市本村2丁目)は11日から、東武ストアで東武鉄道の新型特急「スペーシアX」とSL大樹(たいじゅ)をデザインにした日本酒の1合缶(180ミリリットル入り)を発売する。蔵元は、いずれも栃木市に蔵を置く相良酒造と飯沼銘醸で、それぞれスペーシアXとSL大樹を生産する。
Agnaviは、「適量、オシャレ、持ち運びベンリ」をコンセプトに、缶入り日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN®」を展開している。全国130種類以上の地酒を扱っており、日本酒の販売振興も目指している。
相良酒造が醸造するスペーシアXデザイン缶用の日本酒は、栃木県産の米と酵母で造る純米吟醸酒。穏やかな香りと透明感のある味わい、後味の切れを重視して製造したという。
飯沼銘醸が担当するSL大樹デザイン缶用の日本酒は、旧西方町産の酒米「五百万石」を使用。米と米こうじ、大谷川の伏流水だけを原料に、米のうまみやふくよかさを感じられる味わいに仕上げたという。
小売価格は650円。限定生産のためなくなり次第終了する。東武ストアは、東京都、埼玉県、千葉県に全60店舗を展開している。