【那須】チーズの生産過程で出る「ホエイ」の利活用促進を目指す「チーズとホエイの祭典」(同実行委員会主催)が28、29の両日、高久乙のグッドニュースネイバーズで初めて開催される。県内外のチーズ工房や飲食店など24店舗がチーズやホエイを使った料理などを提供する。
チーズを作る際に生乳の約9割がホエイになるが、加工するには設備面のハードルなどがあり、小規模チーズ工房の多くで廃棄されているという。環境負荷や経済面での損失を生んでいる現状を周知し、料理人や消費者にホエイを活用する意識を持ってほしいと企画した。
国内で初めてホエイを使ったチーズを製品化した「ナカシマファーム」(佐賀県)や、チーズの日本一を決める大会でグランプリに輝いた「美瑛放牧酪農場」(北海道)などのチーズ工房や人気レストランが出店。ホエイを使ったブラウンチーズやリコッタ、チーズ料理などを提供する。
実行委員長を務める「チーズ工房那須の森」の山川将弘(やまかわまさひろ)さん(41)は「捨てられるホエイのおいしさや魅力を楽しんでもらいたい」と話した。
両日とも午前10時〜午後4時。(問)チーズ工房那須の森0287・73・5420。

「下野新聞電子版会員」・「SOON有料会員」に登録すると、【全文】を【広告表示なし】でお読みいただけます。
下野新聞ご購読なら電子版併読プラン無料!