栃木県日光市山内の日光二荒山神社はこのほど、境内に設置してある黄金の「良い縁うさぎ」像にちなんだ御朱印の発行を始めた。
像は昨年、金運や幸運を招く新たなシンボルとして拝殿前に設置。同神社の祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)(大国主命(おおくにぬしのみこと))が登場する古事記の「因幡の白兎(うさぎ)」から着想を得て制作した。黄金のウサギが幸運をもたらすとされる鉱石「ラピスラズリ」を手にしたデザインで、多くの参拝者が写真を撮るなどしている。
卯(う)年であることから像にちなんだ御朱印の発行を開始。瑞雲(ずいうん)を背景にあしらい、5体の黄金のウサギが雲の上に浮かんでいるようなデザインとなっている。
御朱印はいつでも受けることができるが、同神社は5が三つ重なる「令和5年5月5日」が特にお薦めだという。同神社の斎藤芳史(さいとうよしふみ)権宮司(70)は「この日だけの貴重な日付であり、縁起の良い記念の御朱印になる。ぜひ参拝して御朱印を受けてもらいたい」とPRしている。
発行料は1枚500円。同神社の札所で拝受できる。(問)同神社0288・54・0535。