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観光客でにぎわう参道を駆け上がる花家体=17日午前11時20分、日光市山内

 栃木県日光市山内の世界遺産・日光二荒山神社の「弥生祭」の本祭りが17日、同神社で開かれた。東西11町の花家体(やたい)が境内に入る祭りのハイライト「繰り込み」などが4年ぶりに行われ、日光に春の到来を告げた。

 県無形民俗文化財の弥生祭は、日光に春の訪れを告げる祭りとして約1200年の歴史がある。新型コロナウイルスの影響により、ここ3年間は家体献備などの関連行事が見送られた。

 同神社大鳥居前に各町の花家体が集結。おはやしを奏でながら、住民らによって引かれた花家体が参道を駆け上がった。その後、境内に花家体が並ぶと、各町の代表者が古式ゆかしいあいさつ回り「名刺交換」などが行われた。

 西町先番(はなばん)当番町の花石町で、筆頭頭役を務めた松島亮太(まつしまりょうた)さん(33)は「各町のご理解と協力がなくては盛大なお祭りはできなかった。家体とおはやしの音色が響き、いよいよ日光にも春が来たなという気持ちに皆さんなったと思う」と話した。