くす玉を割って20周年を祝う関係者

 開業20周年を迎えた大田原市南金丸の道の駅那須与一(なすのよいち)の郷は19日、記念祭を行った。関係者がくす玉を割って祝ったほか、大勢の人がいつにも増して豊富にそろえられた旬の野菜などを買い求め、多くのキッチンカーの飲食などを楽しんだ。

 記念祭で相馬憲一(そうまけんいち)市長は20周年について「深く感謝する。愛される道の駅としてさらなる事業を展開していく」とあいさつした。

 農産物直売館にネギやニンジン、サトイモなど新鮮な野菜が所狭しと並び、訪れた人は野菜を手に取って選んだ。よいち産直会が作る「黒羽高相撲部公認与一ちゃんこ」や、つきたて餅などが提供された。

 秋の緑化運動の一環としてオリーブやブルーベリーの苗木配布会も開かれ、行列ができた。音楽やダンスの発表もあった。

 真岡市さくら4丁目、自動車整備工場経営大福地義雄(おおふくじよしお)さん(80)は時折訪れ、卵などを買うという。「お客さんにここの卵をあげると、喜ばれる。その他にも買い物をしました」と話した。