【芳賀】26日、次世代型路面電車(LRT)が開業1周年を迎える。LRTでいかに人を呼び込むか、町は開業を機に観光に力を入れてきた。そこで4月に町が芳賀工業団地トランジットセンターに配備したシェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」を使い、町がお薦めする観光スポットを記者が巡り、魅力を体感してみた。

芳賀工業団地トランジットセンターから出発する記者
芳賀工業団地トランジットセンターから出発する記者

 シェアサイクルは専用アプリから自転車のロックを開錠することで利用でき、料金は30分100円と手頃。電動アシストのため軽い力で進むことができ、暑い夏場でも心地よい。

岡田宗山によって築造された唐桶溜
岡田宗山によって築造された唐桶溜

 南西に約10分こぐと「唐桶溜(かろけのため)」(東水沼)が見えてきた。江戸時代、地元の名主岡田宗山(おかだそうざん)が用水不足に苦しむ東水沼村の農民を救うため多額の私財を投じて築造したため池。知名度こそ低いものの町の歴史を知る上では欠かせないスポットだ。