市議会議員の7割強が支援した新人候補を相手に、8千票余りの大差をつけて小山市長に再選された。
歓喜の投開票日から一夜開けた22日、4年前の前回選挙後とは異なり、執務に追われる日常に戻った。「疲れが取れないまま、また走り出すしかない」と苦笑する。
2期目に向けて「県内第2の都市として、あらゆる事業を円滑に進めなければならない。市のバランスの良さを重視して進めていく」と表情を引き締める。
選挙戦では田園環境都市のまちづくり継続や市民との共創に加え、人口減少が顕著な農村地区への定住促進、子育て・教育の充実を強調した。「孫が生まれて、改めて今の子育てが大変な状況であることを実感している」
市民ニーズが多い公共交通の充実については「この1、2年の間に、ステージを一つ上げる政策を打ち出したい」と力を込めた。
政策の基本理念として、市民のより良い暮らし「ウェルビーイング」実現を掲げる。「環境を良くすることや平和の追求は、私たちの暮らしをより良くするための取り組み。ポジティブに捉えてほしい」と呼びかけた。
乙女1丁目に妻と長男の3人暮らし。