任期満了に伴う小山市長選は21日投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属で、元市議会議長の新人小川亘(おがわわたる)氏(56)と再選を目指す現職浅野正富(あさのまさとみ)氏(67)が立候補し、一騎打ちの激しい選挙戦を展開している。
小川氏は「小山を、前へ!」と訴え、JR小山駅周辺へのコンベンションセンター整備など中心市街地活性化の加速、地域完結型医療体制の確立などを主要政策に掲げる。自民・公明系の市議20人が主体となって選対を組織。自民党の佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員や白石資隆(しらいしとしたか)、大木英憲(おおきひでのり)両県議らが支援している。
浅野氏は、すべての市民のより良い暮らし「ウェルビーイング」実現を基本理念に、都市と農村が調和した「田園環境都市のまちづくり」継続、市民との共創などを公約とする。立憲民主党の藤岡隆雄(ふじおかたかお)衆院議員が陣営をけん引。中屋大(なかやだい)県議や非自民系市議6人が応援し、連合栃木の推薦を受けている。
投票は21日午前7時~午後7時に市内52カ所で行われ、同8時から県南体育館で即日開票される。