ハッシュタグが付けられ、インスタグラムに投稿された写真

 【大田原】市制70周年を記念し、市観光協会などでつくる実行委員会は、市の魅力をPRすることを目的とした写真コンテスト「大田原の景色フォトコンテスト」を行っている。多くの人の視点から市内の風景、風土などを改めて掘り起こし、写真を前面に出した観光ガイドブックなどで活用する。作品は季節ごとに募る予定で、第1弾のテーマは「くろばね紫陽花(あじさい)まつり」。今月末まで募集している。

 全市的な写真コンテストは、市町村合併後の市観光協会発足記念で行った2010年以来14年ぶり。市の特徴的な風景・風物詩として、春は桜、夏はアジサイ、アユ釣り、那珂川、祭り、秋は紅葉、農産物の実り、冬はハクチョウやザゼンソウといった被写体が想定される。

 このほか実行委は、例えば庭先につり下がった干し柿といった何げない風景なども対象になり得ると考えており、「地元の人が気づきにくい風景や風土を切り取った作品も期待したい」としている。

 入賞作品は、フォトコンテスト公式ホームページや写真でアピールする「フォトブック形式」の市観光パンフレットなどで活用する予定だ。

 第1弾は、7日まで黒羽城址(じょうし)公園で開かれている「紫陽花まつり」会場内のアジサイを入れた写真が対象。実行委は「和の趣漂う城址公園と美しい紫陽花を広める作品を」と呼びかける。審査発表は9月上旬で大賞1人には賞金2万円が贈られる。

 応募の方法は(1)「大田原の景色フォトコンテスト」の公式インスタグラムをフォローし「#大田原の景色2024」「#くろばね紫陽花まつり2024」を付け投稿(2)専用フォームから応募(3)データでの応募が難しい人は応募指定店に持ち込む-の3通り。

 (問)市観光協会0287・54・1110。