職員74人が参加して行われた風水害対応職員訓練

 【小山】市は27日、台風接近を想定した風水害対応職員訓練を市役所で行った。本格的な出水期を迎えた中で、浅野正富(あさのまさとみ)市長ら74人の職員が災害の状況判断や役割分担などを本番さながらに進めた。

 訓練は2019年に本県を襲った台風19号の気象データを参考に想定。災害発生場所や職員の出動状況などを地図上に可視化した市独自の災害対策本部システムを活用しながら、職員の配備や避難所の開設など一連の動きを確認した。

 また、今回は県からリエゾン(情報連絡員)も参加し、県との連携の在り方も試した。

 諸石正弘(もろいしまさひろ)市危機管理監は「今回は各部局間の連携を目的とした訓練も行った。今後は成果を職員の通常業務の中でも生かし、市民の意識の向上にもつなげていきたい」と話した。