足利市民文化財団が取得した国重要文化財「山姥切国広」

足利市民文化財団が取得した国重要文化財「山姥切国広」

 【足利】市は18日までに、2023年度のふるさと納税による市への寄付額が前年度比で約1・9倍の3億9700万円(速報値)となり、過去最高を更新したと公表した。市ゆかりの名刀「山姥切(やまんばぎり)国広」(国重要文化財)の取得に向けた寄付に約1億2600万円(個人分のみ)が集まり、全体を押し上げた。早川尚秀(はやかわなおひで)市長は「体験型などの返礼品をさらに拡充し、市の魅力をPRしたい」との意向を示した。

 23年度の寄付件数も過去最高の2万2785件で、前年度比174%の増加だった。市地域創生課は増加の要因について、受付窓口となるサイトを拡充したことや返礼品を前年度の460品目から520品目に拡充したことを挙げる。