協定書を手にする坂村市長(左から3人目)と桝谷社長(同4人目)=下野市役所

協定書を手にする星野町長(右から3人目)と桝谷社長(同4人目)=上三川町役場

協定書を手にする坂村市長(左から3人目)と桝谷社長(同4人目)=下野市役所 協定書を手にする星野町長(右から3人目)と桝谷社長(同4人目)=上三川町役場

 【下野・上三川】国内各地で自然災害が多発する中、下野市と上三川町は8日、消防車両や消防ホース、排水ポンプなど消防用設備の製造販売を行う帝国繊維(東京都中央区)と災害時における物資の供給に関する協定を締結した。同社の下野工場は両市町にまたがり、自治体と防災協定を結ぶのは初めて。工場内には研修センターや水槽試験場を備えており、毎年行うレスキューセミナーには全国から消防士約300人が参加する。桝谷徹(ますたにとおる)社長は「消防事業に特化した下野工場を防災・消防の聖地にしたい」と話している。