栃木県内は17日午後3時現在、全域で強風注意報か風雪注意報が発令されている。17日夜の始めごろまで強風に注意が必要。気象庁によると午後2時までの最大瞬間風速で、県内14観測地点のうち佐野で秒速21・3メートルとなり、12月の観測史上最大を更新した。10分平均の最大風速では、県内14地点のうち5地点で10メートルを超えた。
12月に佐野で観測された瞬間最大風速はこれまで、2014年12月2日の19・0メートルが最大だった。気象庁によると、瞬間風速20メートル以上は、風に向かって歩けなくなったり、看板が外れ始めたりする目安の「強い風」に該当する。
17日の県内最大風速は、最大が奥日光で16・8メートル、次いで宇都宮12・8メートル、大田原11・7メートル、那須高原と鹿沼ともに10・3メートル順だった。最大風速で、佐野は8・8メートルだった。
気象庁によると、最大風速では、15メートル以上20メートル未満が「強い風」に該当する。10メートル以上15メートル未満は「やや強い」に分類され、風に向かって歩きにくくなったり、傘がさせなかったりするレベルという。