【日光】奥日光の日光山輪王寺別院・中禅寺立木観音で3~5日、夜間参拝が行われた。夜の境内が光に照らされ、訪れた人たちは普段とは違う雰囲気の中でお参りを楽しんだ。
本堂や鐘楼、五大堂など境内各所で夜間照明が実施されたほか、香炉には、たむけた線香の煙に五色の光が映る仕掛けが施された。
今回は「奥日光カーボンニュートラルへのアプローチフェア」と題して行われ、栃木トヨタ自動車と栃木トヨペットが協力。給電機能付き車両を展示し、一部照明の電力をまかなった。
4日は夜市や給電体験などが行われ、観光客らでにぎわった。栃木トヨペット営業企画室の村川達朗(むらかわたつお)室長(50)は「歴史ある場所で夜間のお参りをしながら、環境に配慮したカーボンニュートラルへの取り組みについても知ってもらう機会になれば」と話した。
夜間参拝は11、12日の午後4時半~7時にも行われる。