次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線でLRTと車の接触事故が3件発生したことを受け、県警と芳賀町などは10日朝、同町芳賀台の同町工業団地管理センター周辺で、ドライバーらに向け事故防止の広報活動を行った。
真岡署の生井弘道(なまいひろみち)署長や同町の大関一雄(おおぜきかずお)町長ら、約30人が参加した。道路沿いで「LRTとの事故防止」と書かれたハンドプレートを持って立ち、赤信号で止まったドライバーに交通安全を呼びかけるチラシを配った。
大関町長は「まだまだLRTがある道路環境にドライバーが慣れていない。今後も県警と協力して啓発活動を続け、事故を減らしていきたい」と話した。
3件の事故は、開業から1カ月以内に宇都宮市内で発生。禁止場所での車の右折やドライバーの信号の見落としなどが原因だったとされる。