【益子】町在住の絵本作家いわむらかずおさんの「14ひきのシリーズ」の40周年を記念した企画展「八溝でうまれる物語」が5日、上大羽のもえぎ本店で始まった。複製画の展示や記念グッズの販売のほか、いわむらさんと縁がある地元作家の作品も並ぶ。
いわむらさんは1975年に町に移り住み、ねずみの大家族を描いたシリーズは83年にスタートした。
那珂川町のいわむらかずお絵本の丘美術館と連携した企画展では精密な複製画が並び、記念グッズのTシャツやバッグには購入者が色を塗れる。絵本の読み聞かせなど関連企画のほか、19日にはサイン会(30人、事前申込制)もある。
古川潤(ふるかわじゅん)さん、成良恵奈(なりよしあやな)さん、鈴木卓(すずきたく)さんらいわむらさんのライフスタイルに影響を受けた町内在住の作家も彫刻やフェルト、陶器などの作品を展示している。
埼玉県毛呂山町中央、自営業本名孝雄(ほんなたかお)さん(63)、久美子(くみこ)さん(51)夫妻は「明るく優しい絵で描かれた大家族の家族愛に引かれる。2人ともねずみ年なので縁があるかな」とグッズを手に笑顔を見せた。27日まで。(問)もえぎ0285・70・8111。