元気に有機野菜カレーを口に運ぶ児童

うまみたっぷりの有機野菜カレーを味わう児童

うまみたっぷりの有機野菜カレーを味わう児童

元気に有機野菜カレーを口に運ぶ児童 うまみたっぷりの有機野菜カレーを味わう児童 うまみたっぷりの有機野菜カレーを味わう児童

 【市貝】有機農業を推進している町は14日、町内4小中学校で7種の有機野菜を使った初めての有機野菜給食「夏野菜カレー」を提供した。本年度はあと2回有機野菜給食を実施し、有機農業推進に向けた機運づくりを進める。

 町内で有機農業に取り組む5軒の栽培農家から、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ナス、ピーマン、ズッキーニ、枝豆の7種の野菜を仕入れた。米飯には農薬や化学肥料を減らした町内産の特別栽培米を使用した。小学校3校、中学校1校の在籍児童生徒約790人と教職員らが、旬の夏野菜のうまみがたっぷりのカレーを味わった。

 市貝小のランチルームでは、4〜6年生が3人がけの対面で楽しみにしていたカレーを口に運び、おかわりの手が次々に挙がった。「おうちのカレーよりおいしい」と話す子もいた。

 6年生の渡辺小花(わたなべこはな)さん(11)は「いつも以上においしかった。ズッキーニが苦手だけどすごくおいしくて、生産者が頑張って作ってくれているのがよく分かった」と笑顔を見せた。

 町は本年度、12月と来年1月にも各1回有機野菜給食を実施し、給食を通じて家庭でも有機農業への関心を高めたい考えだ。