【小山】厚さ0・5~3ミリの竹片を貼り合わせて立体的な作品を表現する竹はり画の展示会が7月2日まで、乙女の社会福祉法人パステルCSWおとめで開かれている。
真岡市に本部を置く「竹真会」が企画。竹本来の素朴さを生かした作品ばかりで、着色を一切行わず、電熱器などで焦げ目を付け陰影を出して、奥行きなどを表現する。
今回は小山支部のメンバー13人を中心に、各支部約40人が制作した56点を展示。桜やユリ、ツバキなどの花や、清水の舞台や富士浅間神社などの風景を表した作品が並ぶ。制作期間は2~3カ月ほどかけており、植物の繊維、着物の柄など細かい部分にもこだわっているという。
同支部代表の吉田光晴(よしだみつはる)さん(80)は「竹だからこそ生まれる柔らかさ、しなやかさを感じてほしい」と来場を呼びかけている。
入場無料。午前9時半~午後4時(最終日は3時)。約1時間半でツバキの作成を体験できるブースを設置している。(問)吉田代表080・1082・5820。