49票を集め、3位にランクインしたのは「自然・動物」だった。栃木県の大自然と、その恵みを絶賛する声が老若男女から寄せられた。

 県ホームページ(HP)によると、県内には平地と山地がバランスよく共存し、国立公園の面積は全国で4位となっている。日光国立公園には、ラムサール条約の登録湿地「奥日光の湿原」があり、日本三名瀑の「華厳の滝」も有名。2012年には多様な動植物の宝庫となっている県南の「渡良瀬遊水地」もラムサール条約湿地に登録された。

男体山を望む戦場ケ原で見られた流れ星=2021年12月
男体山を望む戦場ケ原で見られた流れ星=2021年12月

 その豊かな自然からさまざまな恩恵も受けている。名水百選の尚仁沢湧水(塩谷町)など、おいしい水も豊富だ。良質な水を利用した酒造業も盛ん。地酒をつくる酒蔵は30カ所を超える。水をたたえる美しい田園風景も魅力の一つに違いない。

 栃木の大自然は日本だけにとどまらず、世界までを魅了する。緑に囲まれた避暑地として有名な日光の中禅寺湖畔に、多くの外国大使館の別荘が建てられたことがそれを象徴する。

 魅力的な顔をいくつも持つ栃木の自然。アンケートからは「自然を守り続けてほしい」というの回答者の強い思いが伝わってきた。

☆理由・エピソードコメント☆

那須が大好きで東京から移住しました。ペットと一緒に過ごせる所が沢山あります。牛を見ながらのんびりカフェしたり自然の中を犬と散歩したり幸せです。(40代女性自営業)
 
開発されずにある豊富な自然、反面都会のような開発も成されていて、栃木県だけで全て事済ますことが出来るから(20代男性大学生)
 
地元で、渓流釣りを趣味とし、大学はバイオサイエンスで見聞を深め、酒屋に就いている(20代男性会社員)
 
都会は遊びにいくにはいいところですが、人が多過ぎて疲れる。栃木くらいがちょうどいいっ!(40代女性会社員)
 
数年前に長崎県から結婚を機に宇都宮へ転入して来ました。最初は海が恋しくてたまりませんでしたが、海がなくてもそれを感じさせないくらいの自然、山、川。(40代男性会社員)
 
中学校に虫が大量発生していた。(10代女性高校生)
 
ちょっと車を走らせれば山や川があるから(30代男性会社員)
 
日光連山の力を受けて育ちました。学生の頃は栃木に帰る電車から男体山が見えてくると、栃木に帰って来たという気持ちになりました。(20性会社員)
 
奥さんの実家があります。イントネーションや空気感が大好きです。(50代男性団体職員)
 
気球は平和の象徴。戦争や災害の時は飛ばせないそうです。通勤中に気球が見れると、今日は平和なんだなって安心します。(40代女性)
 
綺麗で遊べて、美味しい川魚が釣れて食べれて最高!(20代男性会社員)
 
栃木県で色々な場所に移り住んだけど那須地域や宇都宮、特に日光高徳の時は歯磨きする度、水の甘さを感じるくらい、美味しい水だった。(40代女性会社員)
 
近くの道の駅にある直売所の野菜が安いのに新鮮で採れたてでいつもおいしいから。特にいちご。(20代女性大学生)
 
朝日が昇って行く際のわずかな時間の光の移り変わりが美しいから(50代男性会社員)
 
海こそ無いが、山に台地に平野に、川に滝に湖に、県内各地に様々な自然を体験できるスポットがある。また、気候も特徴の異なるものが複数あり、非常におもしろい。(20代男性大学生)
 
龍門の滝。山奥にある滝ではないけど迫力が凄い。初めて行った時は感動しました。(60代女性無職)
 
栃木市で生まれ育ち、現在は他県に住んでいます。栃木にいた頃の思い出として、夏の夕立ちが強く印象に残っています。突然の雷雨はうっとおしく感じることもありますが、すぐに止んで、涼しく爽やかな風を運んでくれる、好ましい自然現象でもあります。たまに帰省したとき夕立ちに会うと、幼少期から青年期までを思い出させてくれる、私にとっての大切な記憶の欠片です。(20代男性公務員)
 
県外で月に2~3回栃木の温泉に入りに来ると言う方が「栃木は温泉あって米や水が美味しくて自然も綺麗」と言われ、改めて見直してみると良い所が多いと感じた(30代男性会社員)
 
平地も山も川も広い空もあって気持ちがいい。初夏の麦畑や秋の田んぼの黄金色は、地元栃木を離れて10年経つ今でも忘れられません。筑波山や、那須・日光の山の風景も大好きです。夏は青々とスッキリと、冬はピシッと、季節によってなんとなく印象が変わるのも面白い。川がたくさん流れてるのもいいですね。いつかは栃木県に帰りたいです。(30代女性公務員)
 
登山が趣味なのですが、栃木には日光連山、高原山、古賀志山など良い山がたくさんあります!(20代男性会社員)
 
都市部から少し離れると緑が多い環境に、とても心が癒やされます(60代女性)
 
海はないけど、山や川などすぐ近くに自然がたくさんある。(30代女性パート)
 
子どもの頃、父の運転でのドライブは高原山方面で、カーブが多くよく車酔いをしたものです。さくら市のグリーンライン、カントリーエレベーターのあたりから見渡せる山々は、あの頃父と出かけたであろう場所が今も変わらず存在していて、通るたびに、私の場所はやはりここだなと思うのです。(50代女性パート)
 
自分をここまで育ててくれた栃木の食べ物や自然。(20代男性アルバイト)
 
栃木は、私の故郷で今でも本当に懐かしい場所です。人情、自然が豊かで、今でも実家に帰るときは、色んな人と話をして堪能してます。(20代男性大学院生)
 
転勤で栃木に来てつまらなくて仕方なかった時に心を和ませてくれた可愛いピンクの桜です。毎年楽しみに、まだまだ、15年以上経ってもまだまだ慣れない土地で、生きて来れました。(50代女性無職)
 
猛暑のお盆休みにドライブがてら向かったところ、思いのほか涼しくホットコーヒーが楽しめた衝撃が思い出になってます(50代男性会社員)
 
車で益子や那須や日光などに行って自然も楽しめるけど決して東京から遠くもなく、また災害も少なくていい場所だなあとつくづく思います。(50代女性自営業)
 
自然の中で遊べる。(10代女性大学生)
 
高層ビルに遮られることもなく見上げる・見渡せる空は栃木の宝物です。特にJR宇都宮駅西口から見る夕日や柳田大橋から見える日光の山々は大好きな景色です。どうかマンションやビルなど高い建物を増やさないで欲しいです。栃木の美しく広い空を守って下さい。(50代女性会社員)
 
冬の朝に部屋の窓を開けた時、雪を被った男体山がいつも私の目に入る。12年前に福島から栃木に来て以来、ずっと私の中でこの景色は栃木でしか見れない、県民の特権であると思っている。(20代男性大学生)
 
海はないけれど隣の海あり県まで高速道路で行けば近い。今まで引っ越して県内5市町に住んだけど、どの町も良いところがたくさんあります。その中でも地元はやはり自慢です。日光の世界遺産あり、那須の大自然あり、栃木県内いいところはどんどん増えていると思います。他県には一生出たくないと思っています。(30代女性会社員)
 
那須・日光・鹿沼に行けば自然のアクティブィティも楽しめる。(20代男性会社員)
 
お米と麦の収穫時、田んぼに広がる黄金色が印象的です。田植え時の整然とした美しさも良いですが、年に2度楽しめる色合い・色が移り変わる様子が毎年楽しみです。(40代女性パート)
 
仕事の合間にホッとできる自然がすぐそばにあると、生き返った気持ちになれる。(50代女性会社員)
 
千葉県から仕事の関係で引っ越してきましたが、千葉県には山があまり無かったので、ツーリングやドライブなど楽しい道が沢山あります。(50代男性会社員)
 
滝が多い。(50代男性会社員)
 
微妙にゆったりしてる。(40代男性会社員)
 
ラピュタを思わせるような雷雲、そこから綺麗に出る稲妻。そして、突然やってくる豪雨。あそこまでやられると逆に気持ちいい。特に雨が降ってる音、風景、カエルの鳴き声…そんな色んな自然のコラボレーションは癒されます。当たり前だけど、目と耳を向けてみると楽しいし癒されますよ!(30代女性会社員)
 
空気も美味いし飯も美味い。(50代男性会社員)
 
新芽の柔らかい色が好きです。(40代女性パート)
 
大学時代、東京まで新幹線で通っていました。毎日通っていても、栃木県に入った瞬間、都会の喧騒とは真逆な、田舎だけれど和やかで緑あふれる景色を見ると、心の中で「ただいま」と言いながらホッとしていました。(30代女性会社員)
 
初心者ですが登りたい低山がたくさんあります。(40代女性パート)