小山商工会議所が始めたチャットボットを活用した観光案内サービス

オリジナルキャラクターの「家にゃすくん」

小山商工会議所が始めたチャットボットを活用した観光案内サービス オリジナルキャラクターの「家にゃすくん」

 【小山】小山商工会議所は自動応答システムのチャットボットを活用した観光案内サービスを始めた。街歩きをしながら、スマートフォンを片手に観光案内を受けることができる。同商議所は「小山の魅力をより多くの人に知ってもらえれば」としている。

 案内するのは同商議所が事務局のボランティアガイド団体「いいとこ教え隊おやま」が街歩きの観光コースに設定する、全長約4キロの「開運コース」。

 同商議所などで配布している観光マップ「とっておきマップ」に記載のQRコードを、はじめにスマートフォンなどで読み込む。

 須賀神社や小山評定跡など全10カ所の観光ポイントが表示され、案内をしてほしい観光ポイントをタップすると、オリジナルキャラクターの「家にゃすくん」が歴史的経緯などを解説してくれる。

 導入のきっかけは、ボランティアガイドの対応が5人以上のグループからで少人数に対応できていなかったことや、ガイドの高齢化が進んでいたことからだった。スマートフォンを活用することで、若い世代に小山の魅力を発信する効果も見込んでいる。

 観光コース周辺の飲食店情報も掲載している。同商議所の尾林正人(おばやしまさと)事務局長は「飲食店情報はまだ4件だが、今後もっと増やしていきたい。市内を回遊し、お金を落としてもらえるような仕組みづくりを進めたい」と話している。