消火器の扱い方を学ぶ従業員ら

 【日光】市内で6月24、25日に開催される先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合を前に、主会場となる奥日光のホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」で31日、消防訓練が行われた。

 訓練は地震によりホテル内で火災が発生したとの想定で行われ、市消防本部の職員約30人やホテルの従業員約70人などが参加した。

 火災を確認した従業員はすぐさま非常ベルを鳴らし、初期消火や避難誘導などの対応に当たった。その後、市消防本部の担当者が消火器の操作方法などを指導。消防隊や救助隊による救助、消火訓練も行われた。

 同ホテル施設管理部の鈴木瞬(すずきしゅん)アシスタントマネージャーは「緊急事態の際には、従業員一人一人が分かっていないと対応できないので、日々精度を上げていきたい」と話した。日光消防署の倉澤善孝(くらさわよしたか)署長は「G7を見据え、予防活動や起こってしまった際の被害を最小限に食い止める訓練を今後も行いたい」と話した。