渡良瀬遊水地に生息する野鳥の特徴を細かく捉えた作品

 【小山】下生井の渡良瀬遊水地コウノトリ交流館で29日まで、バードカービング(野鳥彫刻)展が開かれている。制作したのは、渡良瀬遊水地の湿地保全などに取り組む「NPO法人わたらせ未来基金」の初代事務局長で、2021年12月に70歳で亡くなった内田孝男(うちだたかお)さん。遊水地に生息する生き物を知ってもらおうと同法人が企画した。

 内田さんは長年、遊水地の野鳥観察を続け、保護活動に尽力した。バードカービング制作にも励み、市内外の講座で講師なども務めた。