学校給食の際に適切な対策を講じれば「会話は可能」とする文部科学省の通知に対し、県内の多くの小学校などが「静かな給食」を継続している。新型コロナウイルスの県内の新規感染者数は連日3千人前後と高い水準で推移。県内の各市町教委は会話の解禁には慎重な姿勢を示す。教育現場からは「黙食の緩和は時期尚早」との意見が上がる。「第8波」の収束は見通せず、当面は会話を控えた給食が続きそうだ。
今月中旬の昼、宇都宮市戸祭小。5年1組約30人の教室の黒板には「しずかに おいしく あじわって たべよう」との掲示があった。給食の時間中、食器を置いたり汁物をすすったりする音だけが聞こえた。新型コロナが流行し始めた2020年以来、続く光景だ。
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