台湾・斗六市の様子を伝えるライブ配信に見入る参加者

 【真岡】市と市国際交流協会は13日、友好都市の台湾・斗六市とオンラインでつなぎ、斗六市の祭りや街並みなどを体感するバーチャルツアーを市役所で初めて開いた。真岡市民ら約50人が参加し、画面越しに現地の雰囲気を味わった。

 斗六市は台湾の中南部に位置する雲林県の県庁所在地で人口は約10万9千人。両市のロータリークラブによる長年の交流をきっかけに、2023年に友好都市を締結した。両市民と交流できる機会を設けようとツアーを企画した。

 ツアーはビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って行われ、同日に斗六市で開催されたイベント「ブンタン祭り」の会場と、同市内の商店街「太平老街」の2カ所からライブ配信した。

 イベント会場ではにぎわいを見せる現地の様子や、イベントの主役である斗六市特産品のブンタンを紹介するなどした。その後、商店街の街並みや歴史、地元で親しまれているグルメを案内するなどして魅力を伝えた。

 姉妹校交流で11月に斗六市を訪れる予定という真岡西中2年大滝紬(おおたきつむぎ)さん(14)は「おいしそうな食べ物がいっぱいあった。紹介された所に実際に行ってみたい」と話した。