【真岡】梅雨時でも心晴れやかになってもらおうと、下籠谷(しもこもりや)の真岡いがしら温泉おふろcafeいちごの湯は11日、忘れ物のタオルで作ったてるてる坊主を施設入り口近くに飾り付けた。
忘れ物はタオルが最も多く、1日平均で5~10枚に上るという。ほとんどの利用客が取りに来ないため、県内の梅雨入りに合わせ、てるてる坊主に変身させて飾り「持ち主との偶然の再会」を期待する。
地元農産物などを販売する「ファーマーズマーケット」の一角に、フロントスタッフらが作った約40個がぶら下がっている。この日、利用客はカラフルで表情豊かなてるてる坊主に見入り、写真に収めていた。
梅雨明けまで飾り付ける。高松誠(たかまつまこと)支配人(51)は「早く梅雨が明け、タオルが持ち主に戻ることを願っています」と話している。
(杉浦崇仁)