【塩谷】2025年2月11日に迎える町制施行60周年に向けて機運を高めていこうと、若手町職員でつくる町制60周年イベント実行委員会は30日午前10時~午後2時、町役場で「しおや60周年感謝まつり」を開催する。
20、30代の職員有志13人が7月から企画を練ってきた。子どもたちの体験を中心に据え、ペイントアートをはじめ、「はたらく車」の展示会、「60」にちなんだゲームなど多彩な内容を用意する。
メインのペイントアートは、子どもらが「思い」「夢」を小さな画用紙にしたため、貼り合わせて横8メートル、縦4メートルの「虹と大樹」の作品に仕上げる。町内の園児・小中学生約680人は事前に、当日参加者にはその場で文字や絵で表現してもらう。作品は本年度中、庁舎内に展示する。
車の展示会は消防、警察、自衛隊の制服を着用し車両に触れられる。ゲームはストップウオッチの6・0秒止めやコメの60グラムぴったりの計量に挑戦する。キッチンカーが出店し、バイオリンと電子オルガンの演奏もある。
プロジェクトリーダーの和気啓志(わきひろし)さん(25)は「子どもたちの記憶に残り、郷土愛を育むきっかけになれば」と趣旨を話す。
町は絵画、写真展など順次、60周年の冠イベントを実施する。1月25日は役場近くでどんど焼きを行う。2月11日は記念式典を開き、宇都宮大の山本美穂(やまもとみほ)船生演習林長が講演する。